はじめに
人生の方向性に悩んでいた)私が出会い、刺激を受けた本を紹介します。すべての方に同じように響くわけではないと思いますが、何かしらのヒントになれば嬉しいです。
よくわかるACT
ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)は、比較的新しい心理療法です。自分にとっての価値を発見し、目標を立て、それを実行(コミット)するまでの過程をサポートしてくれます。
この本は、そんなACTを詳しく、分かりやすく解説しています。価値に基づいた生き方ができていないと感じる時に役立つ技法(アクセプタンスや脱フュージョンなど)も詳しく紹介されているため、実践しやすくおすすめです。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
価値の発見については『よくわかるACT』にも多数のワークが掲載されていますが、個人的にはこちらの本のワークの方が参考になりました。具体的で多様なワークが用意されている点が魅力です。
死の講義
価値観が多様化した現代において、自分自身にとっての価値を見つけることの重要性は前述の2冊からも理解できるでしょう。
しかし、その価値に向かって進むことの意味には答えていません(というのは言い過ぎでしょうか)。この本は人生や死生観についての様々な考え方を紹介しており、自分がどう生きたいかを考えるためのヒントを与えてくれます。
仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則
価値に基づく行動は楽しいことだけではありません。気が進まない行動への取り組み方は、ACTでもある程度カバーできますが、この本で紹介されている「ファースト・タスク」などの考え方も、また違ったアプローチとして参考になります。